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「Sustainable」

サスティナブルなファッションとは?

サスティナブルとは英語で「持続可能な」という意味を持ちます。SDGsをきっかけとして
広く周知されるようになりました。よく環境にいいという意味で勘違いされることも
ありますが、正しくは地球の環境を破壊せず、ずっと豊かで平和な生活が持続可能な社会
を実現させるための取り組みの名称として使われます。

1枚の洋服を作るときにかかる環境負荷について

昨今のファッション業界の抱える問題として、安価な商品を過剰なまでに大量生産し、
売れ残りを大量廃棄する生産背景があります。私たちが店頭やねネットショッピングで
目にする一着一着の洋服は、製造する過程で大量の二酸化炭素が排出されます。また、
原料となる植物の栽培や漂白、染色などで大量の水も使われ、さらに製造過程で余った
生地などの廃棄物も出ます。服一着を作るにも多くの資源が必要となりますが、大量に衣服
が生産され大量に捨てられる今、その環境負荷は大きくなっています。

服との別れ方の種類

着なくなった服との別れ方は大きく分けて5つあります。
今回は18〜20歳の学生105人にアンケートを実施し、服との別れ方を調査しました。

アンケート質問「服との別れ方を教えてください。(複数回答可)」

①燃えるゴミとして処分する。(50.5%)
②おさがりや友だちに譲る(42.9%)
③資源ごみとして処分する(30.5%)
④リサイクルショップに持っていく(25.7%)
⑤フリマアプリに出品する(7.6%)
⑥お店の回収ボックスに出す(7.6%)

このように、燃えるゴミとして処分する方が一番多い割合となりました。現状、私たちが衣服を燃えるゴミとして廃棄してしまう理由の
ほとんどは、「手間や労力がかからない」からです。服がごみとして廃棄された場合、再資源化される割合は5%程で
ほとんどはそのまま焼却・埋め立て処分されます。その量は年間で約48万トン。この数値を換算すると大型トラック約130台分を毎日焼却・埋め立て
していることになります。燃えるゴミとして捨てられてしまう衣服を、再流通や回収にまわすことが重要となります。
資源ごみとして出すにも自治体によってさまざまなルールがあります。自身でルールを調べ、それらに則りゴミを出すこと
が大切です。⑥のお店の回収ボックスについて、詳しくはこちらのサイトを参照してください。
服の回収とリサイクル - BRING」(クリックでサイトにジャンプします。)

明日からできる服との付き合い方

 まず、本当にその服が必要か、自分の持っている服で似たようなものがないか考えること
が大切です。クローゼットを見直して、ちゃんと必要な服を買うようにしましょう。

 次に、長く着られる品質を選び、大切に着ることも大切です。価格に見合う価値ある
商品を購入し、着用期間を長くすることで、簡単に捨てることを防ぐことができます。


3つ目はリユース(再利用)についてです。服を服として再利用し続けることが最も
環境に優しく経済的であり、そのためにはお直しをしたり手を加えてアレンジしたり、適切
な方法で洗濯を行うことが大切です。


今はファッションレンタルサービス、なども充実しており、普段は着ないようなさまざま
なアイテムを気軽に試すことができます。また、ファッションスワップ(衣服交換会)な
どでも、楽しみながら木の実を洋服を見つけることもできます。
洋服のシェアリングサービス ”air clothet”」(クリックでサイトにジャンプします。)

例えばどんなサスティナブルな商品があるの?

画像をクリックすると、そのアパレルブランドと商品の詳細が表示されます。

patagonia
メンズ・オリジナル・
アングラー・オーガニック・Tシャツ

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Patagonia / パタゴニア
メンズ・オリジナル・アングラー・オーガニック・Tシャツ

パタゴニアはシティファッションから本格的なアウトドアアイテムまで手がける米カリフォルニア発のブランドです。SDGsやサスティナビリティにどの企業よりも早く着手し、注力していました。2019年には国連で最高の環境賞である「地球大賞(UN Champions of the Earth Awards)」を受賞しています。SDGsの概念がまだ存在していない1996年に使用するコットンを全てオーガニックコットンに変更し、他にもリサイクルポリエステルやリサイクルコットンの使用、また環境の負担が少ないヘンプ(麻)の使用に着手しました。

LabelC / ラベルシー
bra and shorts

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LabelC / ラベルシー
bra and shorts
日本のインフルエンサー”YUKI”がディレクターを勤めるアパレルブランド「LIBJOIE」から生まれたLabelC。動物性の素材を使用しないアニマルフリー(動物愛護)、また日本国内生産にこだわり、化学繊維を使用せずリサイクル素材を活用しています。ネット通販などで使用する梱包資材の在庫にも着目し、いかなるゴミも発生させないように様々なプロジェクトを行っています。こちらの商品は海底に落ちた廃棄された漁網を回収し作られたイタリアCarvico社のエコナイロン素材を使用したインナー。水着としてもお使いいただけます。

MERCI
MERCIプレミアム カラーマーメイドスカート

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MERCI / メルシー
MERCIプレミアムカラーマーメイドスカート

メルシーでは、従来のアパレルブランドが採用している春夏・秋冬コレクションという考え方から離れ、流行に左右されないデザインの衣類を販売しています。これによって、流れ去っていく流行とは異なり、服の価値を落とすことなく、また洋服のゴミを出すことなく、季節を超えて需要を確保しています。この商品は使用済みのペットボトルをリサイクルした生地を100%使用したマーメイドスカート。形や洗濯のしやすさも考えられていて、季節や流行関係なくずっと着用することができます。

MASKA
オンブルク メリノウール マルチ

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MASKA / マスカ
オンブルク メリノウール マルチ

MASKAはスウェーデン語で「編み目」を意味し、その名の通り、洗練されたニットウェアを展開するブランドです。シーズンごとのトレンドに左右されず、長く着こなせるデザインと上質な素材を使ったニットウェアを手がけます。ニット素材はメリノウール、モンゴル産カシミア、キッドモヘア、シルク、アルパカ、ペルー産ピマコットンなど、厳選された物のみを使用しています。洗濯などのお手入れでも環境を汚すことがないよう配慮されています。

Libra
エンジュ染めシルクレースブラ
"EMMA"~利休色(りきゅういろ)~

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Libra / リブラ
エンジュ染めシルクレースブラ
"EMMA"~利休色(りきゅういろ)~

日本に9店舗持つ女性用ランジェリー店。シルクやオーガニックコットンなど、こだわりの着心地の天然素材を2000年前から日本に伝わる伝統の草木染めでひとつひとつ丁寧に染め上げ、植物のみずみずしい天然のエネルギーをそのままギュッと生地に詰め込んでいます。着るたびに生きた植物たちのパワーを感じるランジェリーは、長く使えていつまでも美しく、持続可能な社会への実現に貢献しています。こちらの商品は上質なシルク100%のニット生地に、ethnic調の花柄レースを使用しており、ログウッド×エンジュ染めで、全て環境に優しい天然染料を使用しています。

LOVST-TOKYO
アップルトート

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LOVST-TOKYO / ラヴィストトーキョー
アップルトート

2018年より、世界中の植物性レザー(ヴィーガンレザー)を使用したエシカルファッションブランドを取り扱ってきたLOVST-TOKYO(ラヴィストトーキョー)植物性レザーとは、動物の皮を使用せずに革の見た目・質感を再現した素材で、主に基布に合成樹脂を塗り重ねることで作られる素材です。中でも植物由来のヴィーガンレザーは、植物を主原料とした樹脂を使用した素材であるということから注目が高まっています。こちらの商品は本来なら廃棄処分される有機リンゴの皮をアップサイクルした植物性の「未来のレザー」を使用したバッグです。

KIZASI / 兆
"STILL IN TIME"オーガニックコットンBIG Tシャツ

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KIZASI / 兆
"STILL IN TIME"オーガニックコットンBIG Tシャツ

ヴィジュアル系エシカルアーティストの兆-kizasi-氏が立ちあげたネオエシカルファッションブランド。劣悪な労働環境の改善や児童労働撲滅の活動も他にも、原糸の段階でオーガニック認証を取得したインド産オーガニックコットン「bioRe Cotton」を100%使用し、ミシン糸にもアメリカ産スーピマオーガニックコットンを使用するなど、素材にもこだわっています。また、兆-KIZASI-のアイテムの中でも特徴的なブラックカラーは、京都の黒染めを用いたサステナブルな染色を施しており、シロクマが持っている看板には「STILL IN TIME!!(まだ間に合う!)」と人間への忠告を示しており、メッセージ性があります。

nae / ナイ
CASUAL SHOES WITH WHITE SOLE

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nae / ナイ
CASUAL SHOES WITH WHITE SOLE

リサイクルしたエアバッグを素材とする世界初の靴であるVEGAN SHOES。ポルトガルの靴ブランドnaeはエアバッグに含まれるナイロンを再利用し、通常であれば長く使用できず処分される素材を利用して靴を作っています。エアバッグのほかにも、廃棄されるはずのパイナップルやペットボトル、コルク、エコマイクロファイバーなどを原料として作られており、合成材や動物性の素材などの環境に害を与える素材は一切使っていません。

PLASTICITY
トートバック ラージ

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PLASTICITY
トートバック ラージ

どれも廃棄されたビニール傘をリサイクルして作られたトートバック。防水性や汚れに強いといったビニール傘本来の素材の良さを活かすため、粉砕などをせずそのままの状態のものを何層にも重ねてプレスをする独自の加工方法で作られています。両サイドにあるホックを止める事でワンサイズ小さなサイズに変化させる事が可能で、ハンドルは長めの設計になっているので肩掛けできる使いやすいデザインも魅力的です。

「あったらいいな」こんなデザイン こんなイベント

安価な服を大量に購入する傾向のある若い世代が、サスティナブルなファッションに
興味を持ってもらうために、私たちが提案する洋服のデザインやイベント

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手作りアロマワックスバー
高田汐音

生花店の35%ほどの花が廃棄されていると言われています。そんな廃棄花を生花店や花農家さんから引き取り、手作りでキャンドルにするという企画を考えました。火を灯すのではなく、部屋に飾って香りを楽しめるキャンドルです。基本料金では、7種類のお花の中から3種類のお花を選ぶことができます。また、アロマサシェの形、紐の色も指定することができます。

手作りアロマワックスバー
高田汐音

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注染を用いたオリジナルTシャツ
桒原咲

100年以上続く手ぬぐいや浴衣の染色技法である注染。通気性・吸水性に優れているため、Tシャツに適しています。染め物のため色落ちはありますが、洗う度に柔らかく風合いを増していき、サスティナブルな活動につながります。堺観光コンベンション協会さんの取り組みに興味を持ち、大阪府堺市にある西川由染晒工場にお邪魔して注染体験をさせていただきました。その時に作った手ぬぐいをスキャンし、Tシャツの柄に落とし込みました。

注染を用いたオリジナルTシャツ
桒原咲

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ジーンズを育てる講演会
川嵜千晴

「生デニム」や「ノンウォッシュデニム」と呼ばれるリジットデニム。人為的に洗って履き込んだような加工や工夫がなされていない生の状態のデニムの呼称です。そのリジットデニムを長い時間をかけて履き込み、適切に洗濯を行うことで色合いなどが変化し、オンリーワンのデニムを生み出せるという魅力があります。サスティナブルな活動としても流行しているリジットデニムの魅力を、古着屋とコラボして講演するというコンセプトの企画を考えました。

ジーンズを育てる講演会
川嵜千晴

ファッションスワップイベント「OIC SWAP EVENT」
桑原咲